起源

「Dia de los Muertos(死者の祝日)」のアイコンの一つであるラ・カトリーナ、あなたはその起源をご存知でしょうか?今回ご紹介するカトリーナの物語は、社会を反映する芸術の力としてメキシコの最も有名な3人のアーティストが2世代にわたって作り上げた物語です

ヒストリア

ラ・カトリーナはイラストレーターであるホセ・グアダルーペ・ポサダ氏が政治、社会問題を扱ったメキシコ大衆向けの新聞に風刺リトグラフシリーズとして連載されていました。もともとは「カラベラ・ガルバンセーラ」という名称で、メキシコのアグアスカリエンテスで制作した作品が原型です。 「カトリーナ」は、1910年頃、ヨーロッパの風習に執着している上流社会に対する皮肉と、1911年のメキシコ革命につながった当時のメキシコ指導者ポルフィリオ・ディアス(Porfirio Diaz)の腐敗体制を風刺したものです。またポサーダ(クリスマス)のカラベラは、ヨーロッパ風の派手な帽子をかぶっています。 「カトリーナ」という名前は、「カトリン」という俗語に由来しており、「カトリン」というスラングは、着飾った男女を意味しています。

ディエゴ リベラの影響

この壁画はディエゴ・リベラが1947年メキシコシティのアラメダ公園を描いた「日曜日の午後の夢」という作品です。リベラは「カラベラ・ガルバンセーラ」という名称を「ラ・カトリーナ」と改名し、幼いリベラの手を握るポサダの描いたラ・カトリーナを中心に、リベラの妻(メキシコを代表する芸術家)であるフリーダ・カーロの後ろ姿や歴史上の人物、先住民、ポルフィリオ・ディアスの妻や娘が描かれています。

そして ラ・カトリーナは、飾られた頭蓋骨、フェイスペイントで催す現代のディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の祝日)の祭典の風習をほぼシームレスにリンクしました。また祭典に人々が身につけるエレガントなドレスは古代アステカの冥界の女王「Mictēcacihuātl(ムーサ)」を現代風にアレンジしたものです。

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