この壁画はディエゴ・リベラが1947年メキシコシティのアラメダ公園を描いた「日曜日の午後の夢」という作品です。リベラは「カラベラ・ガルバンセーラ」という名称を「ラ・カトリーナ」と改名し、幼いリベラの手を握るポサダの描いたラ・カトリーナを中心に、リベラの妻(メキシコを代表する芸術家)であるフリーダ・カーロの後ろ姿や歴史上の人物、先住民、ポルフィリオ・ディアスの妻や娘が描かれています。
そして ラ・カトリーナは、飾られた頭蓋骨、フェイスペイントで催す現代のディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の祝日)の祭典の風習をほぼシームレスにリンクしました。また祭典に人々が身につけるエレガントなドレスは古代アステカの冥界の女王「Mictēcacihuātl(ムーサ)」を現代風にアレンジしたものです。